交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

伊豆屋(湯河原)、金谷旅館(蓮台寺)、伊豆北川の黒根岩風呂

2022年12月は「秘湯」紀行なしの予定でしたが、家内が湯河原に行ってみたいと言い出し、伊豆屋に一泊しました。翌日、日帰り(今度は単独行)で金谷旅館(蓮台寺温泉)、伊豆北川黒根岩風呂に立ち寄りました。以下、ルポです。

 

伊豆屋の玄関口

伊豆屋は湯河原温泉郷の元湯に近い由緒正しい場所にあります。女将さんの話によると、著名な露天は女将さんの祖父が創建した当時のままとか。我々夫婦以外に客はなく、この露天もレトロなタイルばりの内湯(男女別)も独泉状態でした。内湯は熱めで体の芯から温まります。一方、露天はぬる湯なので、今の季節、ちょっと厳しいかも知れません。でも、この露天に浸かりたくていらっしゃるお客さんが大勢いるので、冬季も閉鎖しないのだそうです。下の写真、客室から撮影した画像は、左側が内湯棟、奥が露天のある場所です。露天には「撮影禁止」と掲示されていますが、お風呂だけの画像ですので、問題なしと考えてアップしました。

客室の窓から

伊豆屋の露天風呂

翌日、横浜方面に向かう家内と別れて、東海道線伊東線伊豆急経由で蓮台寺駅近くの金谷旅館へ。ここも古めかしい造り。著名な千人風呂に浸かろうと、平日昼間にもかかわらず七人ほどの男性客が。温泉の話題に話がはずみました。この千人風呂の湯舟にはロダンを模したと思われる裸体女性像が3つあります。扉の外には露天、女性専用口には女性だけに貸与される鍵で開閉できるドアあり、と、温泉ファンの皆様による数々のルポの通りでした。しばらくするとカップルで来られた方の男性、女性とそれぞれ入浴され、やはり人気の温泉なんだなあと実感しました。最寄りの蓮台寺駅無人駅となっておりましたが、煎れたてコーヒーやお菓子を販売するコーナーや、休憩コーナーもあり、中々いごこち良く、ぜひ再訪したいという気にさせてくれます。

金谷旅館の玄関アプローチ

さて、この日最後の伊豆北川温泉黒根岩風呂です。駅は高台にあり、階段を下りていき、防波堤のところに達すると、後は海岸沿い遊歩道を(温泉旅館の数々を左手に見ながら)歩いて岩風呂に達します。ここは、かつては混浴風呂もあったそうですが、今では写真の通り、男女に分かれています。温泉旅館の宿泊客からは料金を徴収していなくて、平日ということもあり、私の入浴中、料金を払って入ったのほ私だけのようでした。伊豆大島を遠景にした大海原を眺めながら入浴するのはとても爽快でした。

北川(ほっかわ)の黒根岩風呂