交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

甲子温泉大黒屋、木賊、湯ノ花、塩原

11月に入り日も短くなってまいりました。私は「日本秘湯を守る会」のスタンプが10個になり、甲子温泉大黒屋さん(福島県西郷村)から招待宿泊1泊のプレゼントをいただきました。著名な岩風呂ももちろん良かったのですが、この写真は、朝、客室から写した枯れ始めた野山の光景です。

大黒屋客室からの光景

大黒屋を出発し、甲子トンネル、会津田島を経て、木賊(とくさ)温泉(南会津町、旧舘岩村)へと向かいました。平日の朝のため、地元の方おひとかた以外誰ともご一緒しない状況でしたが、鎌倉時代から続く渓流沿いの岩風呂を満喫しました。料金は200円です。数年前の洪水で流された建屋を修復再開したばかりで、女性専用の脱衣所もありました。女性客は湯あみ着(200円で貸出)を着用してもOKとのこと。もちろん、希望すれば従来通り、湯舟の脇で脱衣しても構わないようです。

木賊温泉の岩風呂

木賊温泉岩風呂の女性専用脱衣所入口

それから湯ノ花温泉へと移動。途中の峠道もトンネルができていて、快適なドライブでした。湯ノ花温泉には4つの共同湯があり、うち3つにトライしました。天神の湯(混浴)は2つの湯舟があり、上流側は中々熱い湯でした。ただ、しばらく浸かっていると体がなじむ程度の熱さです。石湯(混浴)は地元の方に続いて入ったところ、お湯がまだ湯舟に引き入れていなくて断念。3つめの湯端の湯は男女別浴でした。加えて、地元の方専用の浴室がありましたが、貸し切りなのか、混浴なのか分かりません。明確な駐車場のある木賊と違い、湯ノ花はどこに駐車させたらいいか分かりません。昼食をとったラーメン屋さんから地元ルールを色々と教わりました。ここで入浴券200円を購入。これを持っていれば4つの共同湯に複数回入ってよいのそうです。最後に入浴する共同湯の回収箱に投入することになっています。もし入浴券購入なしで入浴すると1000円徴収というルールのようです。入浴券はこのラーメン屋さん以外の色々な売店、食堂等で購入可能です。

湯ノ花温泉、天神の湯

湯ノ花温泉、石湯

色々と教えていただいたラーメン屋さん

湯ノ花温泉、湯端の湯

締めに、県境を越えて栃木県の塩原温泉へ。ここには何度も行っていますが、今回の目的は不動の湯、岩の湯の現況確認です。福渡温泉の遊歩道(箒川沿い)の吊り橋を渡り、対岸で右折するとすぐに岩の湯、左折して散策路をしばらく歩くと不動の湯です。写真が示しているように、不動の湯は、お盆の頃のみ特別に受け入れしているようです。女性はバスタオルまたは湯あみ着着用とのこと。例の不祥事の影響が続いているのでしょうか? 岩の湯は落石事故防止の観点で閉鎖されているようです。ということは工事予算がつき工事完了すれば復活も? という一縷の望みもありますが・・・ここは福渡温泉のほうから丸見えですが、秘湯ファンには根強い人気があるそうです。塩原で入浴なしで済ますことができず、最後にもみじの湯(料金100円)に入浴しました。もみじの紅葉が真っ盛りで女性グループ客、カップルが大勢、ひっきりなしに周辺に来ていましたが、私がいた時間帯、入浴したのは何人かのおじいさん、おじさんだけでした。

不動の湯、注意書き1

不動の湯、注意書き2

お湯が抜かれている不動の湯

岩の湯、注意書き

岩の湯