ぴょんぴょんさんのBLOGを紹介します。葉や骨を強化するにはCaよりもSi。スギナに含まれるケイ素がカルシウムに核変換するため、という説は初めて知りました。
静岡空港、国際線再開&新幹線駅開設?の話題
法師温泉長寿館(長壽館)に初宿泊・初入浴
群馬県みなかみ町の法師温泉長寿館は著名な温泉旅館ですね。誰でも一回は泊まってみたいもの。このたび家内の希望もあって初宿泊してきました。交通手段は、上毛高原駅で降りて関越バス、猿ヶ京行きにまず乗車。そこで町営バスの法師行きに乗り換えでした。乗り継ぎ設定便よりも一時間早いバスで猿ヶ京に到着したので、まず猿ヶ京温泉一帯を散策しました。気になっていたのが湖城閣の現状です。コロナ騒動のさなかに休業となり、写真の通り1月時点も休業中でした。力強く再開することを心より願っております。それから街道筋の猿ヶ京関所資料館で入場料を払って一休みしました。上越線の清水トンネルが開通するまでは三国峠経由がメインルート。江戸時代における重要施設であった関所の一部を保存して資料館としています。約十年前、テレビ番組「バス旅」で、蛭子さん、太川さん、マドンナが三国トンネルを徒歩で県境越えして新潟県に入った話をしたところ、ありましたありました。三名のサインがこの資料館の玄関の間の壁に。
町営バスで法師温泉に到着。車内は中国(or香港、台湾・・・)から来日と思われる熟年夫妻、関西からの温泉好き婦人方・・と多彩な顔触れでした。案内された部屋で見た入浴スケジュール。あの有名な法師乃湯は20~22時が女性専用時間です。他の2つの内湯は本日中は男1女1に分かれ、翌朝は7痔以降、どちらも女性用となっています。ということは、翌朝は、男である私は、混浴である法師乃湯に堂々と入れるわけですね(^^!) なお、長寿乃湯は、浴室浴室は狭いが熱めの良い湯。玉城乃湯は広い露天風呂付き。洗い場の蛇口スイッチが大きな丸い木の棒を押す仕掛けで、少々とまどいました。
法師乃湯では三組さんのカップル、ファミリーと出会いました。大変に大きな浴槽で、ところどころ丸太を削った太い丸棒で仕切られていますので、なるべくグループ単位で入浴するようにという気づかいがあるようです。
最後に部屋から見たつらら越しの光景と、バス停から見た玄関口の光景の写真です。宿泊棟と宿泊棟との間に小川が流れ、そこが湯元となっています。
法師温泉長寿館は日本秘湯を守る会の会員宿でスタンプもたまるし、再訪したいです。
伊豆屋(湯河原)、金谷旅館(蓮台寺)、伊豆北川の黒根岩風呂
2022年12月は「秘湯」紀行なしの予定でしたが、家内が湯河原に行ってみたいと言い出し、伊豆屋に一泊しました。翌日、日帰り(今度は単独行)で金谷旅館(蓮台寺温泉)、伊豆北川の黒根岩風呂に立ち寄りました。以下、ルポです。
伊豆屋は湯河原温泉郷の元湯に近い由緒正しい場所にあります。女将さんの話によると、著名な露天は女将さんの祖父が創建した当時のままとか。我々夫婦以外に客はなく、この露天もレトロなタイルばりの内湯(男女別)も独泉状態でした。内湯は熱めで体の芯から温まります。一方、露天はぬる湯なので、今の季節、ちょっと厳しいかも知れません。でも、この露天に浸かりたくていらっしゃるお客さんが大勢いるので、冬季も閉鎖しないのだそうです。下の写真、客室から撮影した画像は、左側が内湯棟、奥が露天のある場所です。露天には「撮影禁止」と掲示されていますが、お風呂だけの画像ですので、問題なしと考えてアップしました。
翌日、横浜方面に向かう家内と別れて、東海道線、伊東線、伊豆急経由で蓮台寺駅近くの金谷旅館へ。ここも古めかしい造り。著名な千人風呂に浸かろうと、平日昼間にもかかわらず七人ほどの男性客が。温泉の話題に話がはずみました。この千人風呂の湯舟にはロダンを模したと思われる裸体女性像が3つあります。扉の外には露天、女性専用口には女性だけに貸与される鍵で開閉できるドアあり、と、温泉ファンの皆様による数々のルポの通りでした。しばらくするとカップルで来られた方の男性、女性とそれぞれ入浴され、やはり人気の温泉なんだなあと実感しました。最寄りの蓮台寺駅は無人駅となっておりましたが、煎れたてコーヒーやお菓子を販売するコーナーや、休憩コーナーもあり、中々いごこち良く、ぜひ再訪したいという気にさせてくれます。
さて、この日最後の伊豆北川温泉、黒根岩風呂です。駅は高台にあり、階段を下りていき、防波堤のところに達すると、後は海岸沿い遊歩道を(温泉旅館の数々を左手に見ながら)歩いて岩風呂に達します。ここは、かつては混浴風呂もあったそうですが、今では写真の通り、男女に分かれています。温泉旅館の宿泊客からは料金を徴収していなくて、平日ということもあり、私の入浴中、料金を払って入ったのほ私だけのようでした。伊豆大島を遠景にした大海原を眺めながら入浴するのはとても爽快でした。
甲子温泉大黒屋、木賊、湯ノ花、塩原
11月に入り日も短くなってまいりました。私は「日本秘湯を守る会」のスタンプが10個になり、甲子温泉大黒屋さん(福島県西郷村)から招待宿泊1泊のプレゼントをいただきました。著名な岩風呂ももちろん良かったのですが、この写真は、朝、客室から写した枯れ始めた野山の光景です。
大黒屋を出発し、甲子トンネル、会津田島を経て、木賊(とくさ)温泉(南会津町、旧舘岩村)へと向かいました。平日の朝のため、地元の方おひとかた以外誰ともご一緒しない状況でしたが、鎌倉時代から続く渓流沿いの岩風呂を満喫しました。料金は200円です。数年前の洪水で流された建屋を修復再開したばかりで、女性専用の脱衣所もありました。女性客は湯あみ着(200円で貸出)を着用してもOKとのこと。もちろん、希望すれば従来通り、湯舟の脇で脱衣しても構わないようです。
それから湯ノ花温泉へと移動。途中の峠道もトンネルができていて、快適なドライブでした。湯ノ花温泉には4つの共同湯があり、うち3つにトライしました。天神の湯(混浴)は2つの湯舟があり、上流側は中々熱い湯でした。ただ、しばらく浸かっていると体がなじむ程度の熱さです。石湯(混浴)は地元の方に続いて入ったところ、お湯がまだ湯舟に引き入れていなくて断念。3つめの湯端の湯は男女別浴でした。加えて、地元の方専用の浴室がありましたが、貸し切りなのか、混浴なのか分かりません。明確な駐車場のある木賊と違い、湯ノ花はどこに駐車させたらいいか分かりません。昼食をとったラーメン屋さんから地元ルールを色々と教わりました。ここで入浴券200円を購入。これを持っていれば4つの共同湯に複数回入ってよいのそうです。最後に入浴する共同湯の回収箱に投入することになっています。もし入浴券購入なしで入浴すると1000円徴収というルールのようです。入浴券はこのラーメン屋さん以外の色々な売店、食堂等で購入可能です。
締めに、県境を越えて栃木県の塩原温泉へ。ここには何度も行っていますが、今回の目的は不動の湯、岩の湯の現況確認です。福渡温泉の遊歩道(箒川沿い)の吊り橋を渡り、対岸で右折するとすぐに岩の湯、左折して散策路をしばらく歩くと不動の湯です。写真が示しているように、不動の湯は、お盆の頃のみ特別に受け入れしているようです。女性はバスタオルまたは湯あみ着着用とのこと。例の不祥事の影響が続いているのでしょうか? 岩の湯は落石事故防止の観点で閉鎖されているようです。ということは工事予算がつき工事完了すれば復活も? という一縷の望みもありますが・・・ここは福渡温泉のほうから丸見えですが、秘湯ファンには根強い人気があるそうです。塩原で入浴なしで済ますことができず、最後にもみじの湯(料金100円)に入浴しました。もみじの紅葉が真っ盛りで女性グループ客、カップルが大勢、ひっきりなしに周辺に来ていましたが、私がいた時間帯、入浴したのは何人かのおじいさん、おじさんだけでした。
2022年10月 筌ノ口、湯布院(下ん湯)、別府(山田別荘、へびん湯、鶴の湯)
筌ノ口(うけのくち)温泉の新清館: 寺尾野温泉から舗装林道入口まで戻り、黒川温泉を通過して「やまなみハイウェイ」方向に左折し、牧ノ戸峠を経て、筌ノ口や九重大吊り橋方面への道に左折しました。
筌ノ口温泉の周辺は-その幻想的な露天風呂画像(他の皆様のブログ等)からの印象では-鬱蒼とした森林というイメージがあありましたが、行ってみると、周囲には農地とか小工場、住宅とかがあり、新清館の本館右にある内湯は地域管理の日帰り入浴施設となっていて大勢の地域の皆様でにぎわっていました。この辺りは高原地帯で傾斜がゆるく、農業や商工業が結構営まれているようなのです。新清館の露天風呂(混浴1、女湯1)の混浴のほうに入浴した後、北上して大吊り橋入口を通過すると突如、つづれ折の急な下り坂となり、豊後中村(九重町の中心部)に近づくまでは、それこそ、森林と渓谷と一本道しかない、といった地勢です。新清館の露天風呂は、本館の玄関に入り、そこで500円を払って廊下を左のほうに進み、突き当りの出入り口でサンダルに履き替えて外に出ればすぐです。女湯・混浴の分岐点からは混浴の露天が見え見えです。地元の方々は地域共同の内湯のほうしか行かないようで、混浴露天には私のほか老人の方がもう一名という状態でした。
それから、豊後中村を経て湯布院へ。湯布院にはぜひ泊まりたいといった旅館・民宿などは、今のところありません。ただ、金鱗湖のほとりの共同湯「下ん湯(したんゆ)」には昨年2月近くを散策していながら入浴していなかったので、ぜひ入ってみたく、このたびレンタカー屋さんに車を返す前に寄りました。散策するグループ客は大勢いたのですが、私がいた約30分の間、独泉状態でした。
それから亀の井バスで由布岳、鶴見岳の登山口脇を経て、別府に向かいました。別府の宿は別府駅東口から歩いて10分以内の山田別荘。温泉通には著名な味わいのある旅館です。内湯は男1女1。浴槽のカーブが風流でお湯の感触が良く、おすすめです。駅に近いのに露天もあり(結構広い)、こちらは予約制の貸し切り風呂でした。中々趣きのある宿ですが料金はそれほど高くなくおすすめです。ただし客室にはテレビはありません。静寂を心がけているのでしょう。
翌日、別府駅西口から扇山団地行きのバスに乗車。ゴルフ入口のバス停で降りて、自衛隊敷地に近づかないように注意しながら、扇山(標高810m)の山頂に向かっていきました。あいにく、小雨だった雨足が強まり、山頂付近では風も吹き、別府市街を見下ろした構図の良い写真も撮れず、山頂の裏を下ってそそくさと下山しました。地震による崩壊で通行できない丸山への鞍部を右折、下りていくと伐採・木材運搬用のモノレールがあり、そこからは林道下りで、へびん湯入口まで楽に行けました。午前中早い時間帯でもあり、へびん湯も独泉。でも、私がこれまでに撮影した様々な写真の中でも特に良く撮れていると思う写真を撮ることができました。
へびん湯入口から下っていく林道を行き、まず扇山登山口に戻る分岐(竹林)を直進、次の分岐を右折すると、鶴の湯、鶴見霊園へと向かう雄大な山道(作業道?)に入ります。広々と仮払われた一帯なので、扇山や鍋山の姿がとても美しいのです。こういった素晴らしい風景の場所に日常的に到達できる別府市民の方々がとてもうらやましいです。へびん湯と並ぶ公共露天(しかも入浴料無料。さえぎるもののない湯舟なのでどちらも混浴)の「鶴の湯」は、私のルートと逆方向(鶴見霊園入口から西進)の通常ルートでアクセスした場合、霊園奥の駐車スペースから歩いてさらに奥に約5分のところにあります。鬱蒼とした森林に囲まれたへびん湯と違い、仮払われた雄大な光景のもとでの入浴は気分上々。大勢の地元の方々、観光客の方々が立ち寄って入浴されていました。また、鶴の湯を日夜整備清掃している地元の方との、湯につかりながらの語らい・情報交換はとても楽しいひとときでした。
鶴見霊園の墓石群が別府湾をバックにした構図は、おおっと溜息が出るほどでした。とても素晴らしかった別府。近い未来に再訪したいです。次は鉄輪の宿に泊まって。
(なお、明礬の近くの別府保養ランドにも立ち寄りました)
2022年10月 天ケ瀬、満願寺、寺尾野
10月初頭にタイトル通りの九州旅行をしてきました。天ケ瀬は昨年2月以来の再訪です。
天ケ瀬温泉の玖珠川べり露天風呂: 昨年は駅前温泉と薬師湯(夜間に)のみ入浴しましたが、今回は、駅前温泉、薬師湯、益次郎湯の3つに日中入浴。神田湯(じんでんゆ)は、今春復旧工事が終わり再開。ただし再開してみたら足湯になっていたという声がTwitterに寄せられていました。現地に行ってみたら、足湯の表示はなく料金箱があるだけ。ただし以前からそうだったと思いますが、物陰・脱衣所すらないので、さすがに入浴はパスしました。玖珠川の氾濫とコロナ禍でいくつかの旅館が休業廃業に追い込まれ、寂しくなった天ケ瀬ですが、益次郎湯近くの旅館では再建工事も行われているようで、このユニークな温泉地への人の足が力強く回復してくることを願ってやみません。
萬願寺温泉: 「日本一恥ずかしい温泉」と称されていますそれは、川湯を指しています。この有名な川湯の他に2つの内湯の共同湯があります。温泉会館(男女別浴)は川湯のそば、上流に「上の湯」があります。「上の湯」は混浴ですが、一応「地域住民のみ入浴可」という内容の掲示がありました。内鍵をかけてはいけないという地域ルールがあるので、貸し切りではなく、混浴に該当すると思います。私はこれら3つに入浴し、川湯では自分の足が湯面から突き出た自撮りをしました。その直後、コンパクトデジカメが、水に浸かってもいないのに、硫黄蒸気のためか電気配線が破壊されたような音がしてお釈迦になりました。萬願寺温泉では、「バックパッカーズ山肴(さんこう)」に泊まりました(素泊まりのみ)。オーナーの戸田さんから、温泉のこと、湯のこと、端島のこと、興味深いお話をたくさんいただきました。
寺尾温泉薬師湯: 翌日、筌ノ口(うけのくち)温泉の新清館に行く前に、私が知らなかった温泉、寺尾野温泉までの道を教えていただき、現地ルポ・入浴をしてみました。満願寺入口のバス停からバス憧に沿って黒川温泉方向に進み、小国中心部からの道と出会って右折した直後に左折して入る舗装林道があります。この道を、はげの湯方向に走り、寺尾野という表示を見てすぐに左折、つづれ折の道を下っていくと、突然、稲穂の垂れた棚田のある集落に出ます。こんな山中に!とびっくりしますが、由緒のある集落なのだそうです。幅広で直線状の箇所の路肩に車を止め、歩いて寺尾野温泉、薬師湯に向かいました。掃除して下さっていたご婦人の話ですと、浴室の奥に鎮座する薬師様は大変に由緒があり格が高い像なので、礼拝してから入浴してほしいとのことでした。ここは本来、地域住民のための共同湯でしたが、小国町が観光スポットとしてアピールしたこともあり、地域外の入浴客にも開放したのだそうです。ただし、車に寝泊まりして浴室で洗濯する不届き者もいるそうです。こういった行為はとても恥ずかしい、やめてほしいですね。写真の通り、浴室の男女の仕切り壁は低く、源泉が流れ込む男女別浴槽からあふれたお湯は、男女で1つの大浴槽に流れ込みます。大浴槽のところは仕切りが浴槽の底まで達していなくて、実質、半混浴の造りでした。この由緒あるお湯を訪れたカップルが薬師様のもとで仲良くほのぼのとした時を過ごすのを応援しているかのようでした。