交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

大山(おおやま)山頂にヤビツ峠から往復

神奈川県の大山(おおやま)には、伊勢原駅からバス、ケーブルカーに乗車、そこから登山したことがありました。先週、ヤビツ峠の駐車場に車を置いて、そこから登山しました。山頂まで1時間5分で、コースタイムより5分短く登頂。下りは岩場やクサリ場を慎重にくだったこともあり、コースタイムを切ることはできませんでした。

大山山頂 阿夫利神社本社に参拝

ヤビツ峠に戻ってから、初めて運転する区間ヤビツ峠>宮ケ瀬湖)を走行。1車線しかない箇所が多く、対向車両が来てバック運転もありましたが、今乗っている車はバードビュー機能・バックカメラ搭載4WDなので、それほど難儀なく走破できました。道の駅「清川」で地元の銘酒を買い、最後は温泉で一汗! 七沢温泉別所温泉、飯山温泉、広沢寺温泉・・と、このあたり(清川村厚木市の境界)には色々あります。結局、かぶと湯温泉の山水楼

かぶと湯温泉(山水楼)

 

に入浴しました。日帰り入浴1400円です。平日でもあり独泉。内湯と(小川を見下ろす)半露天が併設。内湯は源泉かけ流しのため、よく混ぜないと表層が熱い、いい湯でした。七沢温泉はウン十年前に入浴したことがありますが、遠い彼方の記憶です。

 

福田家(伊豆の湯ケ野温泉)+河津大滝(おおたる)の露天、金谷旅館

日本秘湯を守る会の会員宿であり、川端康成伊豆の踊子』の舞台としても著名な旅館、福田家さん。ここに初めて宿泊し、さらに周辺の河津七滝(ななたる)の大滝(おおたる)の露天(初訪問)や金谷旅館(伊豆急蓮台寺駅近く。河内温泉)の千人風呂再訪もして参りました。

福田家は、橋を渡った先にあります

福田家の浴室は、昔からの著名な榧(かや)風呂(下記リンク先のページの一番下の写真。脱衣所から階段を下って)と、

秘湯温泉 - 福田家

もうひとつの(比較的新しい)離れの内湯(岩風呂)+露天があります。下記の写真の時間割記載でよく分かるように、どちらも貸切利用時間がとても長く設定されています。貸切利用の時は(予約制ではないので)、それぞれのグループが入浴する際に、脱衣所や離れへの出入り口に貸切入浴中という札を吊るすシステムです。私は家内と二人で宿泊しましたので、貸切混浴をしました(^^!) 

榧(かや)風呂の脱衣所扉のところにある時間割

もうひとつの内湯+露天風呂の入口に掲示されている時間割

資料コーナーには、とても興味深い資料がいっぱい。

福田家の建屋の一角にある、川端康成伊豆の踊子』資料コーナー(映画化の記録など)

なお、福田家からみて対岸(バス通り側)にある、湯ケ野温泉の共同浴場は、かつては福田家の宿泊客も入浴できましたが、今は新型コロナの影響もあり、残念ながら地元の方々のみに開放されているそうです。

 

天城荘が管理している露天(写真左下)と脱衣所、大滝を下り道(チェックポイント手前)から見下ろした光景

福田家は伊豆急河津駅から東海バスで15分くらい(湯ケ野バス停)。逆方向、修善寺駅から天城越えでも来れます。湯ケ野からバスで7~8分、修善寺方向に進み、ループ橋でいったん七滝方向に行くと、最初の滝、大滝への下り口(天城荘の脇)があります。天城荘は数年前の火事の影響で宿泊はできず、再建工事たけなわでした。一方、下り道をほとんど下りつくして谷底のちょっと上まで到達すると、天城荘が管理する瀧見露天のチェックポイントがありました。ここで料金を払って谷底まで下りるようなのですが、あいにく、私が訪れた日は水曜日で休業中。露天風呂を清掃する係員の方の姿が上から見えました。滝は、前日の大雨の影響でものすごい水量。大迫力でした。このように観光客から丸見えの露天ですので、水着着用必須(写真にも写っている木造の脱衣小屋(男女別)で着替える)になっています。

金谷旅館には、福田屋宿泊日と翌日の二回行って、著名な千人風呂に入浴しました。私が到着した時、外国人ファミリーがちょうど入浴を終えたところでした。また、例の鍵を持って、女湯から男湯(千人風呂)に移動してこられたタオル巻きの女性もおられました。なお、金谷旅館のすぐ近くで、下田市役所の新庁舎建設が始まっていました。恐らく、津波リスクを回避する意味もあり、下田の中心街から蓮台寺駅近くに移転してくるのだと思います。いずれにせよ、移転後は、市役所来庁者がついでに入浴していくといった形で、金谷旅館はますます繁盛していくと思います。

 

岡山県湯原(ゆばら)温泉の砂湯

1月2月は東京都の高尾山周辺(草戸山、津久井湖城山湖大垂水峠)を歩き、下山後は高尾山口で京王が経営する高尾山温泉

www.takaosan-onsen.jp

で入浴しました。

3月は遠出をして、「露天風呂番付 西の横綱湯原温泉の砂湯まで行って入浴しました。初訪問です。登山は別の日に・・・・

ここは、岡山県北部の鳥取県との県境に近い場所にあり、東京方面からのアクセスは、米子空港行きのエア便で行き、空港でレンタカーを借りて・・・が最も便利です。私は今回、岡山駅東口のバスターミナルで中鉄バスの勝山行き(JR姫新線中国勝山駅)行きに乗車し、終点で真庭市コミュニティバス蒜山行き)に乗り換えて湯原温泉に到着しました。なお、中鉄バスのこの路線、往復切符を購入したほうが断然お得ですのでお忘れなく。コミュニティバス料金は、どこまで乗っても200円なので、無茶苦茶お得です。

今回、泊まった宿は「花やしき」さん。内湯は3階に男湯、4階に女湯があり、こじんまりとしてはいますが、中々清冽な良い湯でした。屋上に露天風呂があり、貸切制(1部屋に対して1時間の割り当て)です。

花やしき」の入口

さて、最大のお目当て、公共の露天風呂「砂湯」です。宿からは上流に向かって5分強の歩き。まず、砂湯の対岸にある旅館に渡る橋。橋を渡らずに直進すれば、砂湯の入口です。この先、ダムに向かって遊歩道を歩き、砂湯に到達しました。

砂湯はダムの手前にあります

砂湯には「美人の湯」「長寿の湯」「子宝の湯」という3つの露天風呂があります。「長寿の湯」は独立。他の2つは繋がっており、石橋の下をくぐって、湯につかったまま移動もできます。湯の温度には差があるため、温湯のところで長時間つかったままになることも可能です。

着衣の観光客が何の制限もなく入っていける場所ですので、着衣の人に裸を見られることに抵抗のある方々には全くおすすめできません。「下半身を隠そう」と書かれた大きな表示板があります。また、脱衣所には、男性は腰巻き、女性は胸部から下をタオル巻きするスタイルを「おすすめ」する説明書きもありました。強制ではないようです。男性入浴客の多くはそういった推奨を無視。わずかにパンツ着用入浴の方もおられましたが、男性用脱衣所は完全丸見えなので、パンツを着用する際にはお尻丸見えですね。女性客はカップルで入浴した3名の方々を(長時間の入浴によって)確認しました。厚手の湯あみ着1名、タオル巻き2名でした。女子用脱衣所につきましては、勇気のある女性が丸見え状態で脱衣することもできますが、その3名の方々はいずれも、カーテンで仕切られたスペースで脱衣をされていました。(監視カメラがあって、3つの湯と、女子脱衣所入口を常時監視しています)

ともあれ、オリオン座もくっきり見える夜空の下、ダムを眺めながら湯につかるのは得難い経験です(上記の写真は翌朝撮影。雨模様でした)

対岸の旅館からも、当然砂湯は丸見えなのですが、一方、その旅館の屋上の貸し切り露天風呂の柵はなぜか透明。女子の方がうっかり湯あみ着着用を忘れると、逆に砂湯から見られてしまいますので、ご用心。

 

なお、砂湯は24時間運用、入浴料無料です。水曜日の朝は清掃のため利用不可の模様。無料ということで大勢の男性客が代わる代わる入浴に訪れていました。効能としては表示板に色々書かれていますが、私としては脚の爪の変色が退色する効果が確認できました。

温泉の先達がお書きになったルポ記事は枚挙に暇がないと思います。例えば、下記を紹介いたします。

https://4travel.jp/dm_shisetsu/11330752

 

長崎県平戸、佐賀県伊万里、有田(その2)

「ビジネスホテル平戸」に泊まり、翌日は、たびら平戸口駅まで西肥バスで戻って、松浦鉄道伊万里行きに乗車。鉄道ファンには著名な木々のトンネル(沿線樹木の剪定基準がJRと異なるためでしょうか?)をいくつも潜り抜けます。松浦の火力発電所や魚市場(アジ・サバの水揚げ高日本一を誇っていました)の脇を通り、やがて伊万里駅に着きました。

伊万里駅国鉄時代には広大なヤードのある大きな駅でしたが、松浦線第三セクター化に伴い、JR筑肥線の駅と完全に分離され、かつての駅中心部を幹線道路が貫いています。2つの駅舎を行き交うには道路の上の横断橋経由となり、2つの駅舎のそれぞれに二階に上がるための階段・エレベータが設置されている。

伊万里駅の駅舎 左(東側)がJR筑肥線、右(西側)が松浦鉄道

松浦鉄道の駅の二階には、「伊万里・鍋島ギャラリー」(入場無料)があり、「鍋島・古伊万里展~青磁・染付・色絵の世界~」が開催されていました。伊万里の滞在時間が少ない観光客にとっては重宝。伊万里駅から北に昔の伊万里港に向かって歩くと、橋の欄干などに古伊万里を模した大きな焼き物オブジェが多数ありました。もちろん「模した」現代の作品ではありますが、それでもかなり高価と思われます。屋外・道路脇という破損恐れにある場所に設置した地元行政有志の方々の「気前の良さ」がしのばれます。

伊万里市内の相生橋

相生橋のたもとの定食屋さんで昼食をとった後、再び松浦鉄道列車に乗り、有田へと向かいました。この区間玄海に流れ込む水系と有明海に流れ込む水系との分水嶺を通過しているのですが、ほぼ平坦で、列車の車窓から確認するのが難しかった。途中に蔵宿(ぞうしゅく)という駅があり、もちろん今では無人駅ですが、古い木造駅舎をレストランとして活用。ホームにもオープン席がある、従って列車を見ながら食事できるとあって、平日の昼過ぎなのに大勢の客(若い友人、ファミリーが多い)で賑わっていました。

有田駅に着いたら、なにしろ初めて訪れた場所で(日本中あるいは世界中に知れ渡った地名ですが)、とにかくタクシーに乗ってみたら、駅からみて南方の丘にある「佐賀県立九州陶磁文化館」を勧められました。それは大きな陶磁博物館で様々なコンセプトの展示があり、しかも入場無料。雰囲気のよい喫茶コーナーがあり、そこでは陶磁器の販売もしています。

この文化館から歩いて有田駅に戻ってもさほど遠くはありません。駅前のKILN ARITA(観光案内所)で聞くと、様々な窯元・陶磁器屋さんに立ち寄りながら歩くのに最適なのは、やはり有田駅から上有田駅にわたって街道筋に続く内山地区とのこと。この地区のスポットはかなり長い距離に渡っているし、有田駅からもっと離れた場所にも色々なスポット(例えば春の有田焼祭りの時だけ入れる泉山磁石場などなど)が点在しているので陶磁器スポット巡りにはレンタカーが好適とのことでした。この案内所にはレンタカー業務の受付もあります。

さて、最後の行程は、有田駅から佐世保線列車、早岐駅大村線列車に乗り換え、大村駅長崎県営バスに乗って長崎空港です。佐世保線普通列車は、無人駅ではバスのように運転手が料金収受、切符チェックを行いますが、大村線では無人駅でも全てのドアが開き、そこで降車する客はICカードJR九州専用。SUICAは使えない)をタッチするか、乗車券を駅改札の収受箱に投入を案内されます。大村駅ですら、私が出場した夕刻は駅員不在でした。これでキセル防止ができるのが多少疑問ではありました。大村線の新型ハイブリッド車輛のシートは豪華なデザイン。しかも(恐らくその長さでは日本の鉄道路線随一と思われる)波打ち際区間から見る大村湾の夕暮れの光景は忘れがたいほどの美しさがありました。これだけ豪華な車内なのに大村市内の高校最寄り駅までは、ひとつの車両あたり2、3人ほどの乗客しかおりませんでした。

長崎県営バス諫早駅大村駅長崎空港)も西肥バスと同様、SUICAによる支払いOK。長崎空港で帰京便を待つ間に寄った寿司屋のちらし寿司はネタのボリュームがあり鮮度も良く食べ応えがありました。

JR大村線ハイブリッド車両車内

 

 

長崎県平戸、佐賀県伊万里、有田(その1)

長崎県には一度だけ行ったことがあります。福岡(博多)のビジネスホテルに泊まり、高速バスで長崎駅前に。コルベ神父記念館などを見て、その日のうちに長崎空港から帰京(2013年)の行程でした。

12月の初めに、2度めのJAL「どこかにマイル」の利用で(1回目は旭川)、長崎往復が自動的に選定されました。佐世保・平戸方面には行ったことがなかったので、「平戸海上ホテル」の水槽併設風呂に日帰り入浴し、平戸市内のビジネスホテルに泊まって、松浦鉄道完乗、伊万里や有田にも寄るという欲張りな旅程をたてました。

佐世保港

長崎空港から佐世保駅前までのバスはSUICAも使えるのはいいですが、高速道路は一部しか利用せず、川棚やハウステンボスにも寄り、時間がかかります。JR九州が事前WEB発券で博多>佐世保の特急列車を安値で販売しているため、首都圏から佐世保に向かう客は福岡便に乗って、博多駅経由で佐世保へ、というケースが多いのではないかと想像します。

昼食をとった佐世保港のショッピングレストランモール(チェーン店)が大半ですが)の雰囲気はとてもいい、でも離島に向かう船の客は少ないようで心配。長崎県の沿海漁場は日本でも指折りの漁獲高を誇る(特にアジやサバ)そうなので、今回の旅では私は魚食を貫きました。

たびら平戸口駅松浦鉄道の列車から降車(この路線もSUICAで支払い可能)。駅のすぐ近くのバス停(平戸桟橋~松浦駅の路線)を利用することもできますが、この時は田平港まで10分ほど歩いて、佐世保から来たバスに乗車し橋を渡って平戸桟橋に向かいました。

平戸桟橋から歩きオランダ商館(記念館)で曲がって見えた平戸海上ホテル

平戸海上ホテルは、テレビ番組や「侘寂温泉 西日本編」などでも紹介された、特徴のある浴室をもつホテルです。低い位置に浴室があるので、まるで海中に浴室があるような錯覚がありますが、水族館のような大型水槽に囲まれています。なお、このホテルには露天風呂もありますが、こちらは宿泊客専用とのことでした。

入浴後、坂を上って平戸ザビエル記念教会へ。「隠れキリシタン」の遺構とは関係のない、近代になって建てられた施設ですが、さすがに立派な壮大な外観でした。なお、内部には観光客は入口周辺のみ立ち入りでき、内部の撮影は禁止されていました。

平戸ザビエル記念教会(1)

平戸ザビエル記念教会(2)

その他にも、平戸城など数々の見どころのある平戸。再訪したくなる場所でした、次は佐世保港から九十九島の光景を眺めながら船旅かな?

たかみホテル(伊豆熱川)

最近、青春18きっぷ伊東駅まで、それから先はSUICA払いで、東伊豆の金谷旅館(河内温泉)、熱川のたかみホテルに日帰り入浴旅をしました。

金谷旅館の千人風呂や、蓮台寺駅無人化されたがコーヒー軽食ショップが営業中)の状況は1年前にこのBLOGに書いた時(以下)と特に変化していません。

bernardtezzler.hatenablog.com

伊豆急蓮台寺から伊豆熱川に戻って、今回はたかみホテルで初入浴しました。熱川は湯量が豊富(そのため温泉井戸各所に)ですが平地が全くない土地柄。全ての建物が斜面に築かれています。駅自体、海面からみて高いところにありますが、たかみホテルはそれよりも高い国道沿いに位置しており、駅からいったん海岸方向へ坂道を登り、U字カーブを折り返すと見えてきます。

たかみホテルの玄関口

たかみホテルの玄関は三階にあり階段で一階に下りると男女別内湯。その前で外に出て階段を下ると露天風呂があります。先ほど登ってきた道のU字カーブで曲がる前の右側急斜面の上にこの露天風呂があるわけです。

1onsen.com

「天然温泉100% 温泉天国」という忘れがたい表示。上記の温泉奉行所さんのブログにも写真がありますね。この露天風呂は混浴で(とはいっても私が入浴した時には女性客はいらっしゃいませんでしたが)、18~20時が女性専用入浴時間となっていました(最新状況はたかみホテルのWEBなどにお問い合わせください)。脱衣場は男女一緒なので、女性客にはちょっと敷居が高いかも知れませんね。お湯の温度は高めで、2~3分つかったら体の熱をさますといった感じ。この季節にはいいですね。

たかみホテルに隣接して伊東園チェーンの熱川ホテルがあります。このチェーンは安い料金で多くの宿泊客を集めていますが、夕食、朝食ともバイキング形式で食事の際には長蛇の列。私にはたかみホテルのような古さを感じさせるが、あわただしくない宿のほうが好ましいですね。

なお、伊豆急船内をSUICAでというのは財布事情を考えると失敗でした。2024年1月31日まで伊豆急乗り放題1日2000円の切符を買うべきでした。伊東>蓮台寺>伊豆熱川>伊東の合計SUICA料金は3605円です。2000円の期間限定特別料金でなくとも3380円で、3605円よりは安いです。

伊豆急線内1日乗り放題きっぷの車内広告

熱海発、伊豆急下田行きの普通列車伊東駅で1分しか停車しない便が多いです。この短さだと列車から出て改札で青春18きっぷを提示し、SUICAをタッチして列車に逆戻りが精いっぱいです。安く伊豆急線内を旅するには、約40分後に来る後続列車に乗ることにして、「伊豆満喫フリーきっぷ」を購入すべきだったと後悔しました。

 

 

白米(しらよね)鉱泉つるの湯、湯岐温泉山形屋、檜山(ひやま)、月居温泉

福島県南部・茨城県北部をドライブ・温泉旅してきました。

いわき市に立ち寄るのは久しぶりです。2011年の地震原発事故の影響はもちろんあります。いわき勿来ICで出て立ち寄ったのは白米(しらよね)鉱泉つるの湯。

千年前からの伝説の残る鉱泉で、つるの湯自体、百年の歴史があるそうです。

https://non---p.com/hakumai-kousen/

玄関では、猫さんがお出迎え。

つるの湯の猫さん

私はこの日帰り入浴施設(550円です)の存在を、2月に原宿で開催された、しずかちゃんの写真展で購入した写真集で知りました。上記ブログにも記載されているように、男子浴室、女子浴室の間は通り抜けることができるようになっていて、2つの浴槽のうち1つしか湯を張らない運営をしていました。男女の入浴客間でもめ事が起こらないように適切な運営はしているのだろうと想像します。湯温はやや高めのこことよいもので、運転の疲れが取れました。

それから、国道289, 349号線を通って塙町の湯岐(ゆじまた)温泉「山形屋」へ。阿武隈山地の自然を満喫できるコースですが、集落は極めてまばらで少々不安になってしまう場所でした。湯岐温泉には「和泉屋」さん「山形屋」さん合わせてこれまで十回近く行っている、私のお気に入りの温泉地です。写真は伝統ある岩風呂(山形屋管理)の湯小屋を客室から撮影したもの。混浴ですが24時間中に3回合計3時間の女性専用時間帯があり、翌朝9時頃、私のチェックアウトの頃合いには近隣の日帰り入浴女性客の皆様が続々訪れていました。

 

湯岐温泉「山形屋」の岩風呂湯小屋(中央下)

 

翌日、檜山(ひやま。標高510m 福島県矢祭町)に登りました。温泉巡りで矢祭山駅のあたりにはしばしば出没していたので、かねてより登りたかった山。福島県百名山のひとつです。11月になると日が短くなるので、歩行時間2時間16分(出所:山と渓谷社福島県の山』)がこの季節好適です。写真は、檜山の頂上から撮影した八溝山。車で登頂したことのある山です。条件が良ければ、八ヶ岳や富士山も望めるそうです。

檜山の頂上。八溝山を望む。

午後は袋田の滝巡りもできますが、平日にも関わらず紅葉や「あゆの塩焼き」を求めて多くの行楽客が奥久慈一帯に訪れていたので、登山の汗を流す目的も兼ね、袋田の滝の川上にある「月居温泉滝見の湯 白木荘」の日帰り入浴(500円です)をして戻りました。白木荘には露天風呂もあって中々心地よいのですが、袋田の滝は見えませんので、念のため。白木荘は宿泊営業もしています。

月居温泉滝見の湯 白木荘