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旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

大邸(デーグ Daegu)空港と静岡空港

韓国の大邸(デーグ Daegu)空港は静岡空港と似た状況にあると思われます。大邸市は、ソウルと釜山の中間に位置し、釜山に近いです。ソウル(金浦)・大邸間の航空路線は、KTX(韓国の新幹線)が開通したため廃止されました。しかし、ソウル(インチョン)・大邸線はあります。インチョンの国際ハブ経由で海外に行く需要があるためと思われます。(関西空港のハブ機能が高まれば、関西・静岡線もきっと開設されるでしょう。)

大邸(デーグ)空港からは、済州島への路線が1日に数本あります。この点、静岡・沖縄線が好調なのと類似しています。済州島にしろ沖縄にしろ、新幹線が開通するというのはありえない話で、空路のみが頼りです。

大邸(デーグ)空港からは、中国への国際路線(上海、瀋陽など)があります。この点でも、上海線のある静岡空港に類似しています。

大邸からは、国際的観光地、慶州が近いです。しかし慶州は、釜山からもバスで約1時間です。この点、静岡からも羽田からもアクセスできる箱根と類似しています。

大邸空港と静岡空港の違いと言えば、大邸空港は大邸市の中心街の近くに立地していますが、静岡空港静岡市の中心街は離れています。

現在、静岡空港からソウルに1日2便の国際線が運航されているわけですが、静岡から第2、第3の韓国路線というような話になってきた場合、釜山や済州がその有力候補となることは間違いないでしょう。しかし、韓国側から、務安空港から、関西もしくは静岡空港への路線開設希望があるという情報がこの春、報道されました。

務安は聞きなれない地名ですが、光州と木浦(モッポ(ラジオの天気情報で著名))の中間の場所に開設された空港です。まだ、この地域に旅する日本人はマニアックな観光客とも言え、務安・静岡線を開設しても、お客を集めることは難しいと思います。

一方、大邸空港は、慶州に近いというメリットがあり、まだ大邸から日本の都市へは路線は開設されていませんが、将来的に開設することになった場合、大邸・静岡線というのも検討されていいかな?と思いました。