交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

FDAひっぱりだこ

昨日の各紙の報道によれば、FDAの松本空港路線継承で長野・静岡両県知事が18日に会談(場所:軽井沢)を行うという。一方、県経営者協会など経済団体4団体は14日、県庁を訪れ、村井知事にFDAが就航する松本空港に関して「利用しやすいダイヤ編成」などの要望書を提出したという。また、長野県知事FDA鈴木社長との会談も予定されている(19日。場所:松本空港 デモフライトも兼ねて)

FDAは撤退するJALの静岡・福岡線、静岡・札幌線を継承するうえに、既存の3路線、小松、鹿児島、熊本を維持したまま、やはりJALの撤退路線(松本・福岡、松本・札幌)も引き継ぐ。

エンブラエル3号機が到着(これに伴い、駐機場のスペースの制約で、1月25日から静岡空港では小型機の着陸許可をしばらくの間、停止)するとはいえ、このような路線拡大、しかも松本地区の人からは、フリークエントなダイヤ設定も要望されているのに対して、果たしてFDAが応じきれるのか?という心配を誰でも感じることだろう。

もし応じることができれば、FDAは大した会社だ。しかも、利用率が低迷している既存路線から撤退しないということは、利用率が低くても、JALのような無駄の多い水ぶくれしていた会社ではなく筋肉質の会社であれば、なんとか経営していけるということを実証するわけだ。この秘訣が、高性能、低価格のエンブラエル機にあるとすれば、米国、欧州、カナダ、日本などの航空機製造産業は、ブラジルに脱帽しなければならなくなるだろう。