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旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

新方式(ジルコニウムから)の核変換発電(ウクライナの発明家)

従来の核融合発電は、重水素三重水素を融合してヘリウム(無害)にする際に発生する熱エネルギーにより原子力発電と同様にタービン、電力変換機を介して電気エネルギーとするものである。最近、イタリアのRossiが開発したE-Cat(常温核融合発電機)がスウェーデンの科学界にも認められ、今秋稼動をめどにギリシャで実用プラントを建設中だ。

一方、先月、ウクライナ(ボロトフ教授)で新方式の核変換発電が発表された。この方法は、ジルコニウム(酸化ジルコニウムの形態)をイリジウムパラジウムに核変換するもので、従来の核融合と比較してのメリットは、副産物のイリジウムパラジウムが高価な金属であることから、電力を売るだけでなく、副産物も売ることによって、発電所は大きな収益を得ることができる。また、タービン、電力変換機を介さずに、核変換エネルギーを直接電気エネルギーに変換できるので、ロスが少ない。一方、デメリットとしては、この核変換反応によって、重金属を含むガスが発生するとのことで、」実用化するためには重金属を完全に回収する技術を確立する必要がある。

LINK TO: http://pesn.com/2011/03/30/9501800_Zirconium_Flavored_Cold_Fusion_from_Poland/