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旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

テスラの「フリーエネルギー?」を試してみた(総括)

専門家の方々に、一連の実験について意見を伺ってみた結果は以下の通り。
(1)テスラの「フリーエネルギー」と称してキットを販売している会社のWEBにある回路は、単なるゲルマニウムラジオ用の回路ではないか?手からの発生電圧を高めるアンテナ効果はもっているのかも知れない。
(2)アルミなど卑な金属と、貴な金属を電極とした人間電池は、児童向けの科学教育でよく用いられており、パナソニックのウェブサイトでは、4人で電子オルゴールを鳴らすことが紹介されている。人体の表面は水素イオンや電子の授受が容易な性質をもっており、このような電圧を得るには、人体は適した物体だ。安価な昇圧回路でLEDを光らせる電圧まで簡単に昇圧できる。太陽電池との競合のうえで考慮しなければならないのは、「電圧・電流特性」。大きな電流を得ることのできる回路構成にしなければならない。

以上の結論をもとに、筆者bernardtezzlerが考えていることは、

(3)東日本大震災後、太陽電池を使った携帯電話充電機が良く売れているという。太陽電池は夜間は使えないが、人体表面の電極から電気エネルギーを取るのであれば、夜間、人間が寝ている間でも携帯電話充電機は作動する。この方面への需要を考えて・・・

(4)人体は表面が乾いていれば、MΩの抵抗をもっていることから、1系統の人体電池のすぐ近くに別の系統の人体電池を設置しても、干渉による電圧低下を起こしにくいものと思われる。人体の表面に多くの電極を構成して、発生電気エネルギーの総和で勝負すれば、停電時のバックアップ用途などで太陽電池と競うことができるのではないか?人体の裸の表面を多くの電極のついたウェアで覆うことになるので、回路設計に加えて、ファッションデザイン的にも優れた商品にする必要があろう。