交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

中国東方航空、上海・静岡便

最近、中国東方航空、上海・静岡便(MU2020, MU2019)を使って上海を旅行した。筆者は数十回、海外旅行に出かけた経験があるが、今回初めてスリ(ショルダーバッグのチャックをこっそりあけて、中身をピッキング。まったく気がつかなかった見事な手口だった)にあい、デジタルカメラを盗まれた。そのため、残念ながら、写真なしのルポです。
まず、静岡・ソウルのアシアナ航空便の毎日運航は盤石と言える、好調な予約が続いているが、MU2020, MU2019は週4往復でA319が満席になるのは1年のうちに数えるほどという、やや厳しい状況が続いている。韓流スターほどの人気をもった中国人スターがいないという理由もあるだろうが、最大の理由は、ソウルの明洞の多くのショップでは日本語で買い物ができるが、上海では日本語で買い物ができる店がほとんどなく、店員の多くが英語もあやしいということではないか?と感じた。中国人の消費者の人数が半端ではないから、上海の流通業界では店員の外国語力向上に力を入れることに消極的なのでは?と思う。日本人の中に中国語で買い物の交渉ができる人は一体何人いるのだろうか?ほとんどいないといって過言ではない。勢い、日本人(静岡人)の中国旅行は、国際結婚、企業の現地進出など特殊なケースの人を除き、ガイド付き団体ツァーのみとなってしまうのではないか?個人、友人だけでソウルを旅する人はよく見かけるが、上海ではほとんど見なかった。

そして冒頭に挙げた上海の治安。中国人の大半が正直な人間であると思うが、わずかなパーセントの悪意ある人間が、数のうえでは大きな問題となるのであろう。散策が楽しい、そして建築が美しい南京東路の歩行者天国、ここでもスリに気をつけろと、ビヤガーデンのマスター(中国人。数少ない日本語片言OK)が親切にアドバイスしてくれたが、その南京東路からバンドに向かう、歩道の狭まったところで、人と人との接触が密になるところでやられた。この街区はできるだけ歩かないか?どうしても歩くときは、ショルダーバックを胸に抱いて歩くべきだろう。

今回、パスポート、財布・クレジットカードは取られずに済んだ。マスターの忠告のおかげだ。Eチケットを(おそらく紙幣と間違われて)引き抜かれた。Eチケットは、このような場合に備えて、コピーを何枚も撮り、別のバッグにも入れておくべきだろう。あるいは、留守番役の家族がEチケットのEメールをホテルに転送してくれるように、日頃から訓練しておくべきだろう。

上海はスリさえなければとても魅力的な都市だった。静岡とは比べ物にならないくらい大きい都市だ。バンドから見る対岸の未来的な光景、行きかう大型船舶は、メルボルンとは比較にならないくらいスケールが大きい眺めだ。上海の欠点は、平面的で山々がないことくらいだ。静岡空港は、空港から富士山、南アルプス雄大な光景に加え、駿河湾を行く船舶も望むことができる。

スリはフランスのパリ、イタリアのローマでも気をつけろと言われている。筆者は、パリには3回行ったことがあるが、幸いスリにはあわなかった。ローマにはまだ行ったことがない。