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旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

クラーク空港と静岡空港

11月29日の琉球新報WEB記事に、フィリピンのクラーク空港(正式名称:ディオスダド・マカパガル国際空港)についての興味深い記事があった。
一部を抜粋すると、
「フィリピンのクラーク空軍基地が返還され、20年がたった。
 残された滑走路を資源として生かし、24時間離着陸できる国際空港の整備が呼び水となり、約20カ国・地域から進出した企業は千社を超えた。雇用は急増し、基地時代の数倍の6万人に伸びている。」

1991年に米軍撤退を決定したときには、「雇用がなくなる」と、大反対があった。しかし、20年後の評価・実績は間違いなく「基地を廃止し民間で活用」が大正解だ。この琉球新報の論調は米軍基地をかかえる沖縄に向けられたものだ。

クラーク空港とマニラのアキノ空港との位置関係は、静岡空港羽田空港のそれに似ているかもしれない。ただし、静岡空港は24時間運用は困難で、フィリピンのように低賃金で英語を使える人材を大勢供給できるわけでもない。また、静岡空港は米軍基地問題とは無縁だ。

それでも、千社とはいかなくても、静岡空港は数十社くらいの企業進出を呼び込むことはできるのではないか?かつては大分空港(半導体工場が進出)のように東京との航路が進出の鍵となったが、いまや、ソウル、上海、台北などとの航路の充実が進出をもたらしてくれるだろう。

LINK TO: http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184602-storytopic-108.html