「静岡空港と常温核融合」というタイトルなのに、常温核融合の記事がないね、とWEBに書き込んでおられる方がいましたので、
まずは、別BLOG「世界のニュース時評」に既に投稿した２件の再掲載。
（１）ダークエネルギーが引き起こす常温核融合？英国の指導的科学者たちが示唆
宇宙の等価質量（equivalent mass）の７５％はダークエネルギーから成り立っており、それは、「真空場のエネルギー」「零点エネルギー」と呼ばれているものであることが確からしい と、英国の指導的科学者たちが、物理学会の後援を受けた、最近の一連の講演の中で述べた。
カシミール効果はさておき、流体を激しく沸き立たせ、投入エネルギーを上回る出力を得る実験結果（常温核融合と呼ばれている）も、このダークエネルギーから説明できると思われるが（空間の量子的挙動が生み出す「泡立つシャンパン」）、
（まがい物に惑わされないために）測定はとても注意深く、また（エネルギー供給の可能性を絶つために）外部から完全に隔離されたシステムで測定されなければならないと、この記事の著者は付け加えている。
http://www.eurekamagazine.co.uk/article/18752/Lead-scientists-offer-hints-of-vast-energy.aspx
（２）常温核融合の真実・有用性の確認（米国、ミズーリ大学でのセミナー）
２０年前に、フライシュマン氏、ポンス氏が発表して以来、追試が成功しなかったこともあって、常温核融合は虚偽であるとの主張が勢力をもち続けてきた。しかし、近年、再現実験の成功により、室温で核融合が起こり、発電することが可能であることがはっきりしてきた。５月２９日のミズーリ大学でのセミナーで、科学者・研究者たちがこの点に関して合意した。
http://www.columbiatribune.com/news/2009/may/30/evidence-favoring-cold-fusion-as-energy-source/
（３）カナダにGeneral Fusionという、「常温核融合」による発電の事業化を企てる会社があるそうですが、本当なのか？チェックする必要はありそうです。
http://www.popsci.com/scitech/article/2009-06/more-funding-machine-might-save-world?page=
なお、常温核融合を起こすのに必要な金属、パラジウムを扱う会社の株価が米国の証券市場で上昇しているという話もあります。
