ANAの中部～上海線が１０月３１日から運休予定。需要が足りないせいではなく、(日経WEB情報によると）「上海空港に就航や増便を求める航空会社が世界中から殺到し、希望する時間帯に発着枠を確保できなく」なり、「中国民用航空局が全日空に対し、10月31日以降は中部空港発着便については「日中の発着ではなく、午前２～３時ごろの深夜枠しか用意できない」（同社名古屋支店）と通告」したためという。
(休航の話はない）中国東方航空の上海～静岡線よりも、（休航が決定した）ANAの中部～上海線のほうがはるかに乗客数が多いと思うが、中国の航空当局に対しては中国の航空会社の方が発言力が強いということが背景にあるのだろう。
中部～上海線は、ANAが休航した後も、中国東方航空・日本航空の便が残るが、ANAの座席供給が欠ける分の中から、静岡空港発を利用という旅客も出てこよう。
