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旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

LCC誘致策(岡山空港では)

神奈川県から客を呼べる可能性のある静岡空港兵庫県から客を呼べる可能性のある岡山空港は似たところがあると言える。両県ともLCC誘致に注目している。LCCなら空港へのアクセスに多少時間がかかっても隣県から客が利用してくれる可能性が高まるからだ。

しかし、一方で既に国際線を開設している(LCCでない)キャリヤとの良好な関係を維持することも重要だ。(以下の記事では、岡山県・石井知事の考え「既存の国際線(ソウル、上海、グアム、北京・大連)との重複は避ける」が示されている。

そういった意味で、韓国側のLCC発着空港としては、今後、釜山や、(韓国高速鉄道KTX京釜線の第2期工事区間(東大邱-釜山)開通で利便性がさらに高まった)大邱、清州(ソウルの南近郊)が注目されてくるのではないか?釜山については、アシアナ航空が、釜山・静岡のチャーター便の運航を発表しているものの、筆者としては、傘下のエア釜山(LCC)による運航のほうがより多い需要を呼び込めるのではないか?と考えている。

以下、山陽新聞WEB(10月26日の記事)
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石井知事は26日の定例会見で、岡山空港の国際線拡充に向け、ローコストキャリアー(LCC)と呼ばれる海外の格安航空会社の誘致へ積極的に取り組む考えを明らかにした。

 知事は「岡山空港の利用拡大の意味合いから、ぜひLCCを誘致したいという思いで(県の)事務当局に検討を強く指示している。チャーター便で実績を積み上げ、路線の新規開拓に結びつけたい」と述べた。

 岡山空港はLCCの定期便はないが、チャーター便は2008年度以降、済州航空イースター航空(いずれも韓国)が計18便を運航した実績がある。県は現在、アジアのLCC十数社の機材保有状況などを調査しており、需要が高い路線で、機材繰りができそうな航空会社から交渉を進める方向という。

 一方で知事は「岡山空港はすでに多くの国際線が乗り入れているので、既存の航空会社との関係も考慮する」とし、既存の国際線(ソウル、上海、グアム、北京・大連)との重複は避ける考えを示した。

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