(以下、毎日新聞WEB記事より)
徳島阿波おどり空港:中国・長沙とのチャーター便、来月22日に就航 /徳島
県は16日、友好提携を進める中国・湖南省の長沙と徳島阿波おどり空港を結ぶ定期チャーター便が3月22日に就航すると発表した。第1便は中国からの観光客を運んだ後、折り返しの便に県の訪問団が乗り込み、長沙に向かう。徳島阿波おどり空港と海外を結ぶ定期便は初めて。
16日開会の県議会定例会の所信表明で、飯泉嘉門知事が明らかにした。就航まで約1カ月に迫っており、この日は県庁で各部局の副部長らによる会議も開かれ、万全の受け入れ態勢を整え、各種団体に県の訪問団への参加を呼び掛けることなど準備強化を確認した。
3月22日に到着する第1便を利用したツアーは、4泊5日の日程。中国からの観光客は初日に県内で1泊し、23、24両日は京阪神を観光、25日に再び県内に宿泊し、26日に同空港から帰国する。鳴門の渦潮や阿波おどり会館(徳島市)なども巡る予定。運航会社は中国南方航空(中国)で、使用する航空機の座席数は約150席。
一方、県からの訪問団(団長=福田哲也・県商工労働部長)には、県内の経済団体や観光業界関係者が加わるほか、一般県民にも参加を呼び掛ける。22日に長沙に入った後、現地視察や観光をして、26日に帰県する。
4月5日以降、定期便を利用したツアーは5泊6日の日程で実施される。徳島阿波おどり空港に着いた便の客は京阪神を周遊し、静岡空港を発着するチャーター便を利用して帰国。静岡から入る逆ルートのツアーは徳島から帰国する。
LINK TO: http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20110217ddlk36020589000c.html
(以下、日経WEB記事より)
徳島空港に湖南省との定期チャーター便
2011/2/17
徳島県は16日、中国・長沙空港(湖南省)と徳島空港・静岡空港とを結ぶ国際定期チャーター便が4月に就航すると発表した。ツアーの到着と出発に別の空港を使う「トライアングルチャーター」と呼ばれる手法で長沙―徳島・静岡を年間72往復する計画だ。徳島県はチャーター便を利用する中国人観光客が年1万人以上になるとみている。
湖南省の旅行会社、親和力旅遊が企画するツアーは5泊6日で定員は約150人。飛行機は中国南方航空を利用する。
第1便は4月5日、長沙から静岡に到着。静岡県内や京都、大阪、神戸などを観光した後、9日に徳島県内に泊まる。10日に長沙から第2便のツアー客が徳島に到着し、第1便の客はこの飛行機で長沙に帰る。第2便のツアー客は静岡から帰る。その後も同様のツアーを繰り返す予定だ。
徳島県は定期チャーター便の就航を促進するため、県内に宿泊することを条件に1ツアーあたり最大70万円を旅行会社に助成するほか、県内をバスで移動する際にはバス代の半額を補助する。2011年度当初予算にこれらの事業費計3750万円を計上している。
同県はまた、3月22~26日に徳島から長沙に150人規模の訪問団を派遣する。行政や企業、経済団体、医療機関などに参加を呼びかけている。県内企業の製品や農産品を売り込むほか、医療と観光を組み合わせた医療観光、学生が伝統工芸などを体験できる教育観光などについて説明する。