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退役するはずだったA300(JAL)が5月末まで羽田・青森便で運航

JAL社員が、「復興に役立ててうれしい」とコメント。昨年大問題を起こしたJALだが、東日本大震災以降は東北地区民の「希望の星」となった。

以下、読売WEB記事より引用:

LINK TO: http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110325-OYT8T00869.htm



青森―羽田 退役機も活躍
 地震を受けて輸送力を強化するために青森―羽田間の機材を一時的に大型化した日本航空は、26日までとした中型機の投入期間を延長し、5月31日まで1日6往復中2往復で運航を継続することを決めた。東北新幹線の全線運転再開が遅れる中で、青森―羽田間の搭乗率は地震前に比べて約2割増加。空の便の需要が高まっている。

 日本航空は経営再建の一環で、青森―羽田間の中型機(290席)を2月末にすべて退役させた。代わりに、小型機(150~165席)が1日6往復していた。しかし、地震東北新幹線が運休するなど、県内から首都圏への移動が困難になったことを受け、13日からは4往復を中型機に戻し、17~26日は6往復すべてに投入する緊急措置をとった。

 日本航空青森支店によると、搭乗率は地震前と比べて約2割増加。「地震の影響で東京ディズニーリゾートが休園するなどして、観光客の利用は以前より少ないが、移動が欠かせないビジネス客の姿が多い」としている。17~26日は退役した3機すべてがフル稼働し、今後も需要が予想されるため、27日以降はうち1機が引き続き2往復する。

 東北新幹線那須塩原―盛岡間の運転再開は早くても4月末頃。空の便の需要は今後も当面続くとみられる。日本航空青森支店の細島道博・統括マネジャーは「退役した“空の女王”にこういう形で活躍の場が与えられた。復興に役立ててうれしい」と話している。

(2011年3月26日 読売新聞)