交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

静岡空港アクセス路線バスの見直し

金谷駅から空港行きバスが出るということは、大井川鉄道観光との連携強化という意味で大きなものがある。ただし、静岡方面から来る列車が島田行きが多く、金谷まで行く列車の本数が少なくなるため、その点についての考慮が必要だろう。浜松・掛川からのバスはON DEMANDでの不定期運行(予約必要)を検討してみてはどうか?

(以下、日経記事より)
空港アクセス見直しへ掛川・浜松のバス廃止検討 静岡県

静岡県静岡空港と県内主要都市を結ぶアクセスバスの路線見直しに着手する。今春にも県が民間にバスの運行を委託しているJR掛川駅路線と浜松駅路線の2つを廃止する方向で検討に入った。また2~3年後をメドにJR島田駅路線をJR金谷駅路線に完全移行することを検討する。不採算路線を整理縮小し、静岡空港から最短距離の金谷駅の役割を高め、空港利用者の利便性向上を図る狙いだ。

 県が見直しを検討する路線のうち、掛川駅―空港路線は民間に運行を委託している1日2往復を廃止する方針。浜松駅経由のホテルコンコルド浜松―空港路線は民間に委託する1日3往復の廃止を検討する。廃止時期は早ければ航空会社が夏ダイヤに改正する3月25日となる見通し。

 2路線が廃止・縮小された場合には島田駅―空港路線で一定程度の増便が予想される。

 また来年度の県予算には金谷駅にエレベーターや身体障害者用のトイレを設置するバリアフリー化を進めるため、事業費の3分の1を負担する島田市への助成金が計上される見通し。これを受け、県は2~3年後をメドに、島田駅―空港路線を金谷駅―空港路線に切り替えることも検討する。

 現在島田駅―空港路線の所要時間は25分。一方、金谷駅―空港路線の所要時間は約10分となるため、JRを利用する空港利用者の利便性が高まる。

 10年度に県が支出した委託費は掛川駅路線関連で1785万円、浜松駅路線関連は2958万円。一方で、県の調査によると、1便当たりの乗客数は掛川駅―空港路線(2009年6月~11年7月)は1.7人、JR浜松駅経由のホテルコンコルド浜松―空港路線(10年7月~11年7月)が2.6人と低迷しており、昨年の事業仕分けでも「一部見直し」と指摘されていた。

 また静岡空港には無料駐車場が併設されているため、他の空港と比べて自家用車を利用する乗客が多いことも、アクセスバスの利用低迷に拍車をかけていた。県では不採算路線を整理縮小することで県の財政負担の軽減を図りたい考えだ。

LINK TO: http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E2E1E2E7828DE2E1E2E0E0E2E3E09EE4E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E4