交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

GW釜山への旅(ただし成田空港から)(4終)

イメージ 1 キョンジュから釜山に戻り、市内(釜山駅、国際フェリーターミナル、四面(ソミョン)など)を歩きました。KTXの釜山駅は、フランス人が設計したのか?とてもクールで広い空間が魅力的で、誰もがKTXの車両に乗ってソウルなどに旅をしたいという気にさせてくれそうです。ただし、駅周辺の広場には変な人もいるので要注意。時間の制約で、ナムポドン、センタムシティ(ドバイのような高層ビル群をもつ臨海シティ)などには行きませんでした。釜山だけでも主要な見どころを制覇するには1週間はかかりそうといった感じです。

ソウルの地下鉄も、釜山の地下鉄も、切符自動販売機に日本語表示機能があるのでとても楽です。ソウルではICチケット(丸形)を使用後、降車駅でデポジット払い戻し(500ウォン)のシステムですが、釜山の地下鉄の切符は通常の磁気式・紙製切符です。ただし、新設のライトレール区間(2両編成の無人運転車両。金海国際空港へのアクセス路線。料金別体系のため、乗換駅ではいったん改札を出る)ではICチケット(丸形)を使います。乗車駅で自動改札器の所定位置にこのICチケットを置くのですが、しばらく(5秒程度)置かないと認識されませんので、注意が必要。降車駅では、コイン投入口のような穴にこのICチケットを投入してゲートを開けて出ておしまい。デポジットの払い戻しはありません。
金海空港から出発の日、筆者は、地下鉄のヘウンデ駅から金海空港駅まで行くのに、ササン駅で2号線からライトレールに1回乗換ではなく、スヨン(水営)で2号線から3号線に、デジョ(大渚)でライトレールにと、2回乗換をしました。2号線には曲がりくねって、駅間隔の短いところがあり、2回乗換のほうが短時間で移動できると考えたためです。実際の所要時間は1時間ちょうど。料金は1400ウォン+1300ウォン=2700ウォン(記憶に間違いなければ)でした。写真はデジョ駅近くで、3号線車両の車内から撮影したライトレールの車両。

この釜山滞在記に書きましたように、釜山のホテル代は他のアジア諸都市並み(シンガポールよりは安い)ですが、公共交通利用料金や施設入場料はとても安く、滞在費を低額に抑えることができます。食事代も日本と比べると少し安いと思います。釜山金海空港に到着した日は、釜山は初めてでしたので、ヘウンデのホテルまでタクシーを利用。この料金は約50000ウォンでしたが、日本で1時間弱タクシーに乗るのと比較すればタクシー代もそれほど高くないと思います。また、ライトアップされた広安大橋を車で渡る楽しみも付け加わりました(KTXへの乗客シフトやら、ライトレール開通やらで、タクシーは仕事がなく、大変そうでした)。

最後に金海国際空港の印象について。A)軍用機が頻繁に離着陸し、軍用機ファンにはとても面白い空港だろう(撮影は控えた) B)ソウル金浦空港と比較すると、国際線ターミナルと国内線ターミナルが近接しており、チェジュ(済州)への国内線乗換に便利。C)免税ショップは、インチョンはもちろん、金浦と比較しても小規模。D)DLで帰国したのだが、スカイチームのKEの地上職員ではなく、アシアナの地上職員がDLの地上業務をサポートしていたのが妙だった。なお、DLの場合、搭乗口で再度、機内持ち込み荷物検査の可能性大。特に先頭で搭乗する乗客は2回目検査MUSTのようだ。E)ステイ後に釜山から出発するDLの機材は定刻出発だった。一方、ほぼ同時刻に釜山出発のLCC、エア釜山には、多くの日本人客が出発待ちしていたが、到着機材の遅れによる出発遅れが何度もアナウンスされていた。LCCはフルに機材運用してコストを下げているので、レガシーと比較して、このような事が起こる可能性が高いといえるようだ。