交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

シルバーウィーク OZ125/126で静岡空港発着ソウルの旅(3)

ソウル到着の夕方~夜は、観光客で賑わうミョンドン(明洞)をブラブラし、韓食(牛肉ではなく、魚料理)の夕食、そしてカフェーでデザートを味わいました。魚料理のレストラン(目立たぬ横丁にあり)には、私の他に韓国人2名、そしてマレーシア人グループ(ショールをかぶった女性多数)が大勢。イスラム教徒は、魚料理だとハラール対象外なので、安心して魚料理を食するのでしょう。
とにかく、MERSの影響は払拭し、街中には大勢の観光客(地方から来た韓国人、白人、中国人、日本人、マレー人などなど)がいました。
2日めは、国立中央博物館、サムスン美術館で、貴重な発掘品、工芸品、美術品の数々を鑑賞。国立中央博物館の陳列物は極めて価値の高い品々が膨大にもかかわらず、入場無料。しかも、7度の移転を経て、龍山に2005年に開館した現在の国立中央博物館は、とてつもなく巨大で、建築的にも、非常に価値のあるものに思えます。写真は内部の吹き抜けに設置された、敬天寺十層石塔(1348年 高麗の時代)。フロア4階部分に到達する高さです。
イメージ 12日めの夕方は青瓦台景福宮キョンボクン)に近いファッショナブルなブランドストリートをブラブラ。この一帯の南端にそびえる光化門は夕方・夜間にライトアップされ、その姿は、特に東南東側から眺めると、実に惚れ惚れとするような景観。現代的な高層ビル街と、平城京を彷彿とさせる古代・中世文化的景観が隣接するところが他の都市にはない、ソウル独特の卓越した魅力となっており、リピーターを呼び込む大きな要素になっていると思います。この夕暮れの光化門ライトアップの光景に遭遇した際には、たまたまデジカメを携行していなくて撮影できず、残念でした。次回のソウル旅行の大きなテーマとなります。
なお、再建途上の景福宮のところには、かつて日本が建設した朝鮮総督府がありました。国立中央博物館がその中で活動していた時期もあります。台湾・台北台湾総督府が現在も建物が活用され、観光名所・貴重な建築遺産となっている中、朝鮮総督府の取り壊しについては、韓国内でも議論があったようです。でも、今の光化門~景福宮青瓦台~背景の山々の景観を見渡すと、このような古代・中世をテーマにした景観に統一してよかった、全世界に対して誇るべき景観と、私としては思いますし、多くの方々の賛同を得られると思います。