交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

FDAは10月30日から減便。静岡空港は国際線・LCCに活路を見出せ。

FDAはますます名古屋や福岡にシフトする傾向を強め、5機での運航のまま、10月30日から福岡・新潟線を開設する影響で、静岡・福岡、静岡・鹿児島、静岡・札幌の各路線は、減便になることが決定した。

福岡・新潟線を毎日運航し、エンブラエルの搭乗率7割を維持することは容易ではないと思う。将来、撤退があるかもしれない。FDAはむしろ、国際線進出(例えば、静岡・台北、静岡・グアムなど)を考えてみたほうがいいのではないか?と思う。

ともあれ、去る者は追わずだし、日本国内の航空需要増は、静岡に限らずどの空港も厳しいのだから(価格破壊で、気軽に空の旅ができるようになれば別)、静岡県の空港関係者としては、国際線あるいはLCCの路線拡充に注力したほうが賢明だ。佐賀空港が、熊本空港優勢だった、上海・九州の新路線をもぎ取ったように、静岡空港も、今後の日本への新路線開設をもぎ取っていかなければならない。

筆者のアイデアとしては、来年早々日本への定期路線を開設する復興航空の招致強化が重要だ。セブパシフィックも、日本路線はまだ、関西・マニラ便しかなく、中部~東日本在住者が利用しにくいことから、静岡・フィリピン(あるいはクラーク、セブ)路線は有望ではないか?静岡県内にも多く居住する在日フィリピン人の里帰り需要も期待できる。セブパシフィックは来年新機材を導入するというし、県幹部のフィリピン詣でも必要かと思う。

それにしても、大韓ソウル・静岡便の毎日運航復活や、アシアナのソウル・静岡便の1日2往復化など、リップサービスでなく、現実的な運航計画として早く出してほしい。新規就航、増便の話がどんどん出てこないと、静岡空港はイメージ戦で痛手をこうむることになる。