この天一閣から月湖をはさんだ反対側の景観保存地区には、蒋介石の腹違いの兄弟がかつて住んだ家もあり、敵の名前を表示しながら観光的には利用ということで面白かったです。その他、寧波で訪問した場所は、寧波美術館(水墨画で西洋画風の味わいのある風景画がすばらしかった)や、その周辺のバンド(カフェバーが店を連ねている)や、天一広場のショッピングモール(欧米のブランドショップや日本のレストランが数多く)が印象的でした。
宿泊したホテルには日本レストランがあり、調理職人、接客店員、客すべて中国人ですが、寿司やビール・日本酒など、店の造り全てが日本にある日本料理店のまま。多くの客でにぎわっていました。キリンビールが安く、何杯も飲みました。ホテルのレストランの価格が安い・妥当の一方、バンド地区にあったKFCのサンド+飲み物のセットの価格は日本のKFCの同種メニューよりも高い!
寧波のタクシーの料金は安いです。また、空港が中心部に近いところにあるので、空港・ホテル間のタクシー料金は約50元(約900円)。タクシー運転手は中国語しか使えないため、「多少銭?」とか「寧波機場(簡字体で)」のように書いた紙をあらかじめ用意してタクシーを拾うべきです。
日本で発行のクレジットカードで支払いできないことがあり(ホテルの支払いだけはOKでした)、また、銀行で日本円>人民元の両替をお願いした際、例の国民登録カードの提示を要求されたり交渉が難しかったので、寧波のような中国の地方都市を旅する時は、日本で人民元を十分に余裕を持って入手してから旅立つべきだと思いました。
(終わり)