交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

滑川温泉福島屋(山形県米沢市)、塩原(那須塩原市)の共同湯の現状

安達太良山登山の記事

安達太良山に登る。65歳にして初登頂です。 - 交通インフラと旅行(山、温泉)

で予告しました温泉現状報告です。

当初、登山の前夜は安達太良山に近い大玉温泉金泉閣(大玉村)への宿泊を希望しておりました。ところが電話してみると、今は素泊まり客のみを受け付けており、露天風呂(混浴)は利用不可、男女別の内湯だけだそうです。そこで少し離れてはいるが、米沢市の滑川温泉福島屋を予約しました。日本秘湯を守る会の会員宿です。

福島屋の檜風呂(露天)の入口

福島屋の浴室は4つあります。内湯(混浴1,女性専用1)、露天の檜風呂(混浴時間と貸切制の交代運用)1と露天の岩風呂(混浴時間帯と女性専用時間帯の交代運用)1です。お風呂は全て写真撮影禁止でしたので、風呂の写真はありません。混浴の内湯(脱衣所は男女別)は常に窓開けのオープン状態で、上の写真の吊り橋から丸見え状態でした。この吊り橋は名所の滝へと続く登山道への入口で、近年水害で崩落、クラウドファンディング寄付金で修復したこともあり、宿泊客以外の人から通行料を徴収していました。

上の写真の左から小道に入って一分ほど渓流を遡ると岩風呂があります。檜風呂と比べて透明で泉温が低く、別の泉源と思われました。下の写真が時間割。曜日によって運用時間帯が異なります。

福島屋のお風呂の時間割

福島屋の建屋は2つに分かれています。下の写真は渓流側に建つ宿泊棟および内湯です。一番奥が混浴内湯、その手前が女性専用内湯の部分です。

福島屋の内湯がある建屋

翌日の登山の日は、安達太良山に直行せず奥羽本線峠駅の現状を見て、峠の力餅一箱(千円)も購入しました。安達太良山からの下山後は二本松ICから郡山東ICまで走って、三春町の斎藤の湯

福島県田村郡三春町 斎藤の湯 下の湯

に素泊まりで泊まりました。地域の方々の日帰り入浴で賑わっているのどかな宿でした。3日めは、福島空港に寄ってから塩原へ。開港30年めにして私は初めて福島空港を訪れました。中々立派な空港。写真は展望デッキから見たQ84。大阪伊丹から来てこれから札幌新千歳に向かう機材です。

福島空港展望デッキからの光景

あぶくま高原道路・東北道経由で塩原温泉郷に着いて、まず「もみじの湯」に直行。噂に聞いた通り、「コロナ感染対策」がらみでお湯が抜かれ、使用不能となっていました。色々と難しい面もあろうかとは思いますが、なんとか復活してほしいです。

もみじの湯に掲げられていた注意書き

次に向かったのは大出館。写真の通り、平日なのに駐車場は満杯で停める場所探しで苦労しました。土日はどうなることでしょう。この大勢の日帰り客はほとんどが男性客でした。大出館はブーム?になっているのでしょうか?私個人としては近くのゑびす屋(浴室の数は少なく小ぶりだが家庭的な宿。宿泊経験あり)のほうが好みです。元泉館にはまだ訪れたことがなく、今後の課題です。

大出館の入口(入口は3階にあり、エレベータで一階に下るといくつかの混浴浴室、女性専用浴室があります)

大出館(塩原元湯)から塩原新湯へと移動しました。新湯には共同湯が3つあります。うち唯一の混浴(寺の湯)の以前と変わったところは、300円の料金を払わずに利用した者は警察に連絡するという厳しい警告が掲示されていたこtでした。お湯も以前来た時と違って白濁が弱まり透明感が強く、泉温も低め、湯量も少ないといった感じでした。源泉の調子は日々変化するのでしょうが、以前の寺の湯のほうが新湯らしくて良かったですね。別の共同湯(むじなの湯)にも行ってみました。ここは約40年前、混浴運用時代に湯西川温泉からの帰路、利用したことがあります。その後、男女別浴となり、近年はお湯が出なくなって閉鎖。最近復活したという情報を入手しておりました。行ってみると、掲示は運用中を示していましたが、ドアは施錠され、入ることができませんでした。

最後に大田原市湯津上温泉、やすらぎの湯に寄って入浴しました。ここは以前は露天風呂が混浴運用だったようですが、今は例の竹の形をしたプラスチック製仕切りで完全に男女隔てられておりました。近くには由緒ある那須国造碑もあり、ドライブがてら訪れてみてはいかがでしょうか?

那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ) 国宝(古文書) | 大田原市

湯津上温泉 やすらぎの湯