交通インフラと旅行(山、温泉)

旧タイトル:静岡空港と常温核融合を応援するBLOG

静岡空港見学(2009年6月某日)

YAHOO掲示板に投稿(2009/ 6/19 21:18)

今週の某ウィークデーに有給休暇を取って、マイカーで静岡空港に行ってみました。東名川崎インター~東名吉田インター間は車でちょうど2時間です。ただし、当日は中央分離帯の草刈り作業をやっていて5分くらい余計に時間がかかりました。吉田インター・静岡空港間は約16分(静岡空港方面に左折する初倉の交差点通過にやや時間を要します)

見学者の数だけでいえば「大空港」ですね。静岡、沼津、浜松ナンバーの車や(横浜、湘南、川崎ナンバーは今のところわずか)観光バスなどで見学に訪れた人々で大賑わいでした。デッキからの見物もさることながら、滑走路の北側の脇にある丘から、離陸前のタキシング中の機体が至近から眺められるということで、このような近くから眺められる空港は、他では思い浮かびませんね。少なくとも航空マニアの飛行機ウォッチングの空港としては成功しそうですね。また、みやげ物売り場、レストランも大繁盛でした。

肝心の定期便の飛来、利用についてですが、11時台には4社(JALANA、大韓、アシアナ)の機材揃い踏みの盛況ですが、その後さびしくなり、特に2時~5時はアンニュイな気分になりそうな感じです。定期便の来ない寂しさをまぎらわしてくれたのがFDAの試験飛行機の着陸でした。この2時~5時は、空港バスのダイヤも設定されていません。この間は公共交通はタクシーだけです。航空機のダイヤに接続するバスダイヤを組んでいると言えばそれまでですが、空港に飛行機を見るだけ、買い物をするだけに来る人も大勢いるわけで(このような人種は羽田空港にも大勢います)、生活路線バスを静岡空港経由にするなどして、せめて1時間に1本は運転してほしいですね。実際に困っている人がいました。

この2~5時台の空白を埋めるために、新路線の就航が当面困難なのであれば、宮崎空港でやっているような航空学校学生の訓練飛行に使うのも一案かな?と思いました。ちなみに、小生が見学している間に3機の小型自家用機の離着陸がありました。

静岡空港からの帰路は、大井川鉄道新金谷駅(30分までは駐車無料)に寄って、鉄道車両の撮影と大鉄グッズの購入。さらにギネスブックに登録された世界最長の木橋蓬莱橋を歩いて往復しました。案内板を読んだら、最後の将軍、徳川慶喜の家臣たちが牧の原台地に入植して茶の栽培を始めたとか?蓬莱橋は、その方々の利便のために明治時代に建設されました。でもNHKの「花の乱」とか、時代劇・ドラマの撮影によく使われるそうです。そんなわけで、牧の原、金谷、島田の観光スポットに立ち寄ったのはほとんど初めて(以前、大井川鉄道に乗って往復したことがあるだけ)で、静岡空港ができた縁で、この地域の観光資源って中々のものと感心させられました。次回に静岡空港に見学に来るときは、ついでに御前崎か?焼津か?藤枝か?

この自宅>空港まで車で約2時間半という時間についてですが、小生の自宅から電車で都心経由で成田空港に行くのに要する時間とほとんど違いがありません。高速料金4400円も、都心・成田空港間のリムジンバス料金3000円を考えるとそれほど高くありません。従って、国際線利用の場合、成田空港利用とアクセスにおいては対抗できると思います。韓国に行くんだったら、羽田<>金浦線があるじゃないか?という意見に対しては「その通りです」と答えます。ただし、ソウル(インチョン)トランジットでさらに別の国に行く旅行では静岡空港に利便性があると思います(羽田の新滑走路ができれば羽田・インチョン線もできるよと言われそうですが)。

ともあれ、次は利用者として静岡空港を訪問し、レポートしたいと思い、8~9月頃に、福岡線もしくはソウル線を予約しようと思っています。